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Nintendo Switch『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』総合情報・攻略サイト

世界大会の反応から『スマブラの未来』を視る。

世界大会の反応から『スマブラの未来』を視る。

先日6月24日早朝─

 

アメリカ-カリフォルニア州にて行われたWii U版スマブラの大会『Hyrule saga』(ハイラル サーガ)にて、

 

日本のデデデ使い『ざき』選手が、スマブラforの現環境において世界最強と名高いメキシコの若き強豪…プロプレイヤー『MKLeo』選手に2-1で試合を勝ち取り、ネットメディアでも取り上げられるほどの大熱狂!!

 

ざき選手の勝利の瞬間。後ろの観客たちからも大歓声が…!

 

この出来事による一部の記事では1000を超えるTwitterリツイートがつきトップ記事にもなるなど、ゲーム界隈という括りを越えての話題となりました。

 

2018年12月に新作として『スマッシュブラザーズ スペシャル』の発売が公表されてから興奮冷めやらぬスマブラですが、その大会が記事として取り上げられることは非常に珍しく、仮に取り上げられてもトップを飾るなんてことは早々起こらない出来事です。

 

せっかくの機会なので、その取り上げられた記事についたコメントや、スマブラに対するたくさんの反応を読み取ってみたところ、ある「共通のコメント」にとても心が惹かれました。
そのコメントの観点から、今後のスマブラ界隈が目指すべき場所はどこなのか?そういった部分にも言及できそうだったので『新作の発売が控えたスマッシュブラザーズの今後』について考えてみることにしました!

 

まずは世界最強プレイヤーを破ったことへの反応から…

 

・あのMKLeoに勝つなんてすごい!おめでとう!

 

・見ごたえあった
 熱い勝負だったわ。面白かった

 

・どんなに評価が低いキャラでもプレイヤーの腕が良ければ勝てるのは当たり前
 ただそれが出来るほどのプレイヤーが中々居ないから素直に凄いわ

 


・スマブラforってガチ向きじゃないと思ってたけど
 まだこんなに人集まって盛り上がってるんやな
 switch版はもっと大会向きな作りっぽいし楽しみやね

 

 

ざき選手を讃える声や、その盛り上がりに対する新作への期待が至るところから…!

 

やはり大会でも見る機会が少ないキャラクターが活躍すると沸き立ちますね!

 

スマブラを嗜む人間なら誰しも胸が熱くなります!

 

一方で、この歴史的な試合を見た中ではこんな反応も…

 

・最後のクラウドとか自滅しとるだけやん

 

・世界大会っていっても終点ばかりでアイテムも無しだから
 スマブラとしての面白みに欠けるわ。スマブラの楽しみ方ってそれじゃないだろ

 

・ぴょんぴょん跳んでるだけで全然わからん

 

・格ゲーみたいに体力ゲージあるわけじゃないし、
 見ててもどこが凄いとか思えないんだけど

 

 

誰しも…」なんて言ったそばから認識の違いが( ;∀;)…

 

各サイトのコメントが大体200〜300ほど、全て目で追ってみたところ、おおよそではありますがこのような「凄さがわからない」「なんでこんなに盛り上がってるの?」というような意見のほうが圧倒的に多かったです。

 

試合や大会に関係のないコメントもたくさんありましたが、内容に関係したコメントの半分以上はあまり関心がなさそうなコメントでした。

 

なんで興味なさそうなコメントが多いの?

 

筆者であるわたくしSylph/シルフも一応ガチ寄りのプレイヤーなので、その対戦を見るとテクニックやいわゆる読み合いだったりと「最高峰」をその身に感じ取れる試合として非常に面白く拝見しました。

 

もちろんコメントの中にはざき選手の勝利の瞬間だけ見て判断されたかたや、3試合ある対戦動画を全て見たわけではないようなコメントも多数あります。

 

そこで、私が気になったのは1000を超えるリツイートがなされて関心の高いはずの記事なのに、どうしてコメント欄では左程関心が高くないのか?という点です。

 

関心のある人はリツイートなどの共有やTwitter内で呟けばこと足りるので、こういった匿名性の高い場所でのコメントまではしないのだろうということで納得できます。

 

この場の結論としては、広く知れ渡ったおかげか「スマブラのルールを知らない一般層」や、友人知人と1on1ではなく乱闘をしていたような「ライトユーザーが記事を見たからだと考えられます。

 

 

スマブラおいて1on1で遊んでいる人はマイノリティ(少数派)

 

スマブラはストリートファイターのような格闘ゲームではなく、世界的に大人気のキャラクターたちを簡単操作でドッタンバッタンする対戦アクションゲームとしてi位置づけられており、どちらかというとアクションゲームに不慣れな人でもそれなりに遊べる敷居が低いゲームとされています。

 

もちろんアイテムやステージ、キャラクター性能やその知識だったりと様々な要因が絡み合うのがスマブラなので、不慣れな人が実力の合わない人と対戦すると敷居が高いと感じてしまう面もあるのですが…

 

ここでスマブラforのゲームソフト売り上げ本数を見てみると

 

3DS版 売上本数
日本 253万本(2015年3月時点)
全世界 924万本(2018年3月時点)

 

Wii U版 売上本数
日本   75万本(2016年4月時点)
全世界   534万本(2018年3月時点)

Wikipedia『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』より引用

 

3DS版に至っては3年前の2015年時点で250万本超!全世界では1000万本に届きそうなほど売れています。

 

Wii U版でも75万本売れていますが、それを踏まえた上で国内で1on1の大型大会を開いているウメブラスマバトに目を向けて見ると参加者数で言えば200〜300人ほど

 

大会の配信を見ている視聴者を全部含めても多くて日本国内で1000〜1500人程度でしょう。

 

日常的に行われる1on1大会に関心がある層というのがそれくらいしかいない、ということです。(コンテンツとしては十分に多い部類だとは思いますが)

 

Wii U版の売り上げ本数で見れば1/700です。色んな要因を薙ぎ払ってひたすら単純に考えれば700倍近くのライトユーザーがいることになります。

 

そうです。わかりきっていたことですが、基本的にスマブラとは『アイテムなどを使って多人数で対戦するゲームという認識が多数を占めています。

 

そういうライトユーザーからも今回のざき選手の快挙は注目を集めた、ということになります。

 

筆者が関心を持った共通のコメントとは

 

そして、私は今回の記事コメントを見ているうちに、一つの共通の話題が目にとまりました。

 

・後ろの人たちの興奮の仕方がすんげえ

 

・客の盛り上がりがいいね

 

・スマブラそこまで詳しくないけど歓声すごくて見てるだけでテンション上がるな

 

観客の盛り上がりに注目する人たち。
特に次に挙げるコメントには強く納得しました。

 

・日本でeSportsが盛り上がらない理由がはっきりと分かった。
 観客が盛り上がらないとダメなんだね。なるほど

 

競技としての『スマッシュブラザーズ』

 

 

e-sports』という言葉が持て囃されてきている昨今。

 

今回ネットメディアに取り上げられた記事にも、サッカーや野球、バスケや水泳などの実際に身体を動かす『スポーツ』と比較されるコメントが多く見受けられました。一部はただの「煽り」のようなものもありましたが…

 

今はちょうどサッカーW杯が開催され、多くのサッカーファンが得失点の度に奇声歓声を上げ、ニュースを見ると日本では街頭に集っているファン達が通行人の迷惑になる程盛り上がって(?)います。

 

他にも野球ならヒットやホームランを打てば客席は大盛り上がり、水泳やマラソンなどもゴールに近づくほど、そしてより速ければ大歓声が上がります。

 

ここでスマブラの大会に目を向けると、海外では今回のざき選手の試合だったり、その他海外大会の模様を見るとやはり観客たちの歓声や絶叫、悲鳴、コールがその温度をより過熱させているように見えます。

 

競技として、サッカーW杯のような白熱した盛り上がりが海外にはあるのです。

 

それも、プレイヤー自身だけではなく、それを観ている人たちに。

 

スマッシュブラザーズの未来

 

スマブラはやはりライトユーザーが多い。確実にそう言えるでしょう。
スマブラスペシャルが発売されて1on1の人数が増えても、それ以上にライトユーザーが増えることが簡単に予想できます。

 

そんな「1on1を観ても全然わかんねー」というライトユーザーさえも、その場で観ている観客たちさえ盛り上がっていれば「なんかよくわからんけどすげぇ!」って思ってもらえる可能性があるようです。

 

であれば、今後の日本のスマブラ界隈はどのようにアプローチしていけばいいでしょうか?

 

1on1大会のような競技的な面で言えば、やはり「観客の目線に立ったイベント」が求められているのではないでしょうか。

 

しかし、これは今の日本の1on1大会で実現するには難しい部分でもあります。

 

なぜなら、今の大会に来場している人たちは観客ではなく参加者だからです。

 

「負けて悔しい」「フリー対戦がしたい」そういった参加者としての気持ちが、観客とは一歩線を引いた立場としてストッパーがかかります。

 

海外大会の後ろの観客たちも参加者だと思いますが、日本人はあちらほどオーバーなリアクションを取ることに向いていませんから、どうしても少し引いた感じになってしまうかもしれません…。

 

そんな中で、日本で盛り上がりのある大会といえば九州で行われている修羅ブラが該当するでしょうか。

 

自分、実際に修羅ブラには行ったことがないという愚か者なんですが、
動画やTwitterなどの反応を見るに修羅ブラは「人の力」で”盛り上げている”という印象を持っています。

 

また、他に突出した盛り上がりがあるとすれば、5月に大阪で開かれた大型格闘ゲームの総合イベント『KSB』が記憶に新しいですね。

 

こちらは会場の広さもさることながら音楽イベントでも使えるような「機材の力」が強みで、音響機器やライティング(照明)、そして登壇の仕方などの演出効果から”場が勝手に盛り上がる”ように仕向けられています。

 

この2つの大会と、海外の大会には共通した点があります。

 

「大きく騒いでも、場に馴染んでしまう」

 

修羅ブラは人の力で、歓声をあげたりガヤガヤすると他の参加者もそれに続いて盛り立てるような「流れ」が作りやすい環境となっています。(憶測なんですけどね)

 

KSBの方は機材の力で、大きな会場とスピーカーを使うことで、マイク実況と効果音が大音量で響き渡り、大声で喋らないとまず会話すらままなりません。ちょっとした大声ならその場の空気として認められます。
ライティングなどの演出効果で気分が高まり、これではもう「大声出して盛り上がってくれて構いませんよ」って言われてるようなものです。
海外の大会はそのどちらも内包しているのでしょう。

 

どの大会でも簡単にできる盛り上げ方としては、KSBのように「機材のパワーに頼る」方法でしょうか。恥ずかし屋がりが多い場所でも工夫すれば盛り上がれます。

 

大きなスクリーンを用いる決勝などは、決勝を戦う2人の登壇演出に趣向を凝らし、間を持たせたりして「場面(空気)の転換」をすることも重要だと思っています。

 

準決勝が終わったかと思ったら、そのままの流れでいつの間にか決勝もヌルッと始まっていた

 

なんてことがたまにあります。決勝とそれまでの試合に代わり映えがしない、ということですね。観客目線で言えば最大ボルテージに上がるべき地点でこれはもったいない。

 

また、観客目線という話でいえば、最近では「実況では用語はなるべく公式準拠にするべき」というような議論も上がりました。もっともだと思います。その方がライトユーザーもわかりやすいですし。

 

ただ、個人的には公式準拠を意識しすぎて勢いがなくなるほうがダメだと思っているので、そこはバランスかなって思います。

 

以上のようなことから、観客の盛り上がりを意識していけば自ずとライトユーザーやスマブラを全く知らない人たちにも熱量が伝わり、全体の満足度の向上にも繋がるのではないかな、と考えます。

 

もちろん、あまり競技的に考えすぎるのも近寄りがたい・参加しづらいイメージを与えてしまうだけなので、各大会それぞれの特色を活かしてバランスの良い運営方針を行うことも大事ですね。

 

1on1に関心のない、大多数を占めるライトユーザーからの支持をいかに受けられるか?

 

ここに『競技的なスマッシュブラザーズの未来』が詰まっているのではないでしょうか。

 

まとめ

 

役者は揃っています。

 

・大人数が集まる『会場
・家では実現できない『機材
・試合をより引き立てる『実況
・その場にいなくても視聴できる『配信
・主役となる『参加者やプロプレイヤー

 

海外と比較すれば少ないながらも、今では賞金や賞品が出るようにまでなりました。

 

他のスポーツのように考えると、競技としてあとここに足りないものは…?

 

それを現地で見て盛り上がりを示す『観客』──かもしれませんね。

 

もしかしたら将来的に、スマブラスペシャルではサッカーのように「ルール全然知らん!でもみんなめっちゃ盛り上がってる!すげぇ!」というようなことが起こりえる…かも??

 

楽しみでなりません…!

 

最後に

 

私個人の考え方ですが、必ずしも競技的な1on1の大会で盛り上げる必要はないと考えています。
ライトユーザーも参加できるような大規模大会があれば面白いと思うんですけどね!
スマブラスペシャルで、アイテムありでステージも豊富に揃えた乱闘大会を開催してみたい…

 

せっかくの全員参戦のお祭り作品ですし、ライトユーザーも巻き込んで大きく盛り上げていきたいですね…!

 

【更新日:6/28 Sylph/シルフ】

 
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